- ショートステイで働く介護士さん
- ショートステイの相談員さん
- ショートステイで働いてみたい人
- 受け入れ拒否をするデメリットを理解して、受け入れのハードルを下げられる。
- 何で相談員や管理者が受け入れ拒否をしないのかがわかる。
- これを乗り越えれば成長できる!という基準がわかる。
お団子団長とは
←お団子団長
- 相談員歴10年以上
- 福祉大学 福祉学部 学士
- 稼働率ほぼ100%を10年間維持
介護施設は意外とスキルアップをするのが難しい環境なんだ!
ショートステイはその点、恵まれているという視点からも、この記事を読んでみてね!
\ 上を目指す人向けの記事 /
【読んで稼働率を8%上げました!】ショートステイ関連の本3選
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受け入れ拒否をするショートステイは稼働率が低くなりやすい
受入拒否をするデメリットの一つに稼働率低下があります。
「稼働率が下がる」と聞いただけだと、介護士として働いている人には、そんなにピンと来ないかもしれませんが、施設の運営が上手くいかなくなるので、当然、介護士にもデメリットがあります。
受け入れ拒否は当然、稼働率低下にに繋がる
受け入れ拒否をすると、こんなことが起こります。
- 当然、受け入れを拒否した利用者さん分の稼働率が下がる
- ケアマネの評価が下がる
- 他の施設がその利用者さんを受け入れると、さらに評価が下がる
一番怖いのが、受け入れを拒否した利用者さんが、他の施設で受け入れてもらえた時です。
ケアマネの間で、悪い評判は、やたらに早く広まってしまいます。
介護施設でもボーナスカットはある!
受け入れ拒否どうこうではありませんが、稼働率がある基準より下がってしまえば、ショートステイでも、ボーナスカットが真っ先に考えられます。
私の働いている地域で、特養の稼働率は、まあまあだったけど、ショートステイの稼働率が悪すぎて、ボーナスがだいぶ低かったという施設がありました。
そうならない為にも、ショートステイの稼働率は維持しておきたいね!
事業撤退してしまうショートステイも出てきている
最近、ショートステイを閉めてしまう事業所を結構見るようになりました。
何が原因なのか、具体的には聞いていませんが、やはり稼働率が安定しなかったという話も聞きます。
稼働率の低下は、簡単なことではなく、最悪の場合、今の職場での仕事が無くなる可能性もあるということです。
気になる方はこのデータを見てみてください→東京都 廃止・取消事業所一覧
ショートステイのメリット『経験値』が、受け入れ拒否をしていると手に入らない
ショートステイで働くメリットの一つに、他のサービスより「介護経験を積みやすい」というものがあります。
受け入れ拒否をしていると、この積めるはずの経験すら積めません。
受け入れ拒否をする基準は、できるだけ下げる必要があります!
ショートステイで働くメリットについてはこの記事を読んでみてください。→ショートステイで介護士として働く【3つ】のメリット |
試行錯誤できなくなったら終わり
受け入れ拒否をよくする施設と、しない施設の差は、『試行錯誤』の回数です。
受け入れ拒否をしないショートステイは、本当によく試行錯誤をして、新しい対応方法を考え出してきます。
この『試行錯誤』はやればやるだけスキルになるので、逆に言えば、試行錯誤をしなくなったらおしまいです。
まずは受けてみれば、何とかなることの方が多い
ショートステイで、利用者さんの介護が大変すぎて潰れてしまった施設なんて、聞いたことありませんよね?
実際に受けてみれば何とかなるケースが多いのです。
また、新しい事例も1人受けられれば、次からも当然受け入れられます。
クレームは、受け入れ拒否をするショートステイの方が起きやすい!
受け入れを拒否したことで、リスクを回避した!と勘違いしている相談員さんや管理者さんがいますが、実際はそうでは無いことが多くあります。
初めからスッキリ受けることで、クレームは激減する
例えば、転倒リスクが高い利用者さん。
この転倒リスクで受け入れの可否は結構別れることがあります。
①すんなり受け入れるパターン
ショートステイ側からは 「こんな対応をしてやってみるけど、それでも転倒リスクが0になる訳ではありません。」 こう言いながらもすんなり受け入れるショート。
②ゴネてから受け入れるパターン 「うちのショートでは難しいかなぁ」などとゴネて、最後にケアマネに再度頼まれて受け入れたショート。 |
この2パターンでは、②のゴネてから受けるパターンの方がクレームに繋がりやすいことがあります。
転倒自体にクレームは出にくいかもしれませんが、ゴネたりして、家族の不信感を消しきれていないままの利用は、「忘れ物」や、「送迎の時間がズレた」など、他のちょっとしたことでのクレームに繋がりやすいのです。
受け入れ拒否をしていると、ケアマネが味方になり辛い
受け入れ拒否をしていると、ケアマネさんからの評価が下がりやすくなります。
そして、利用者さんの家族がショートステイに対して不満を持っている際、ケアマネの一言で治ったり、炎上してしまったりが別れることがあります。
この時に、施設の評価が低ければ、当然味方はしてくれません。
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受け入れ拒否をするショートステイで働く恐ろしさ まとめ
ショートステイで受け入れ拒否をしていると
- 稼働率の低下に繋がる→経営状態が安定しにくい→ボーナスが減った施設もある
- 試行錯誤をする能力が身につきづらくなる。まずは受け入れてから考えるくらいが大事。
- 受け入れる可能性があるなら、初めからすんなり受け入れることで、家族の不安を解消→不信感の低下→クレーム低下に繋がる!
施設ごとに考え方は色々なので、受け入れ拒否をしてはいけないとは言えませんが、稼働率に影響が出やすいのは事実です。
稼働率が低くても、高くても、介護士や相談員としての仕事の大変さは、さほど変わりらないのに、ボーナスは変わってしまうことがあります。