施設のWi-Fi代って利用者から取れるの?

Dr.マカロン

お団子団長
結論から言うと、「Wi-Fi代は利用者から徴収してOK!」というルールが、厚生労働省から正式に出たよ。
施設の居室などで利用するネット環境の費用は、サービスとは関係のない「その他の日常生活費」に入るから、施設が利用者に請求できるんだ。
令和7年2月13日の介護保険最新情報(Vol.1355)をイラスト付きで見やすく解説









「その他の日常生活費」ってそもそも何?
そもそも“その他の日常生活費”って何?

Dr.マカロン
簡単に言うと、「介護サービスとは関係ないけど、生活に必要なもの」の費用です。
- 歯ブラシ、シャンプー、化粧品などの日用品
- 個人が使うテレビや冷蔵庫の電気代
- クラブ活動で使う材料代(お花や習字セットなど)
施設が「これはサービスじゃないよね」と判断したものについては、利用者に負担してもらえる仕組みです。
今回の改正ポイント
何が新しくなったの?

Dr.マカロン

お団子団長
Wi-Fi代も「その他の日常生活費」としてOKと明確化されたんだよ。
- 今まではハッキリ書いてなかった
- 今回のQ&A改正で、「居室等で使うWi-Fi代も徴収OK」と明文化
- 利用者のスマホやタブレット利用が増えた現状を考慮
現場でどう対応する?
施設では何をすればいいの?

Dr.マカロン
- Wi-Fiを有料提供する場合は、「その他の日常生活費」として利用者に説明
- 料金表や契約時の重要事項説明書にWi-Fi代を明記
- 徴収する料金の妥当性も確認
まとめ
今回のポイントは「施設のWi-Fi代は利用者から取れる」ということ。
- 施設でWi-Fiを整備する場合、料金設定や説明をきちんとすることが大事
- 施設としては収入アップのチャンスにもなるが、利用者負担が増えすぎないように注意
現場では「事前説明」と「料金設定の妥当性チェック」がカギです。