今回のテーマは『ハロー効果』を利用して介護力をアップ!です。
- 介護の仕事をしているけど、人と違う視点から介護をみてみたい!
- 介護士で、心理学にすごく興味がある!
- もう少し、高齢者と上手く関われたらなぁ・・・と思う。
- 入居者さんとの会話で好印象を与えやすくなる。
- 不穏にさせにくくなる!
- 不穏時の対応が上手くなる!
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『ハロー効果』とは何か
何かを判断、評価する時、人は色々なことに影響を受けます。
対象の相手や物の特徴を見ると、それがその人のや物の全てだと感じてしまう!
これが『ハロー効果』です!
『ハロー効果』というだけだと、メリットになることと、デメリットになる、両面性を持っています。
それぞれ、下記のような名前で呼ばれています
ポジティブ・ハロー効果・・・対象の優れた面に引っ張られて、他の面も優れていると感じること。
ネガティブ・ハロー効果・・・対象の短所に引っ張られて、他の面も劣っていると感じること。
特に、今回私が介護で実践できると感じたのはハロー効果の中でも『ポジティブ・ハロー効果』です!
介護現場での『ポジティブ・ハロー効果』の使用場面
やはり、認知症の方、特に怒りやすい方相手の時、この『ポジティブ・ハロー効果』は実戦で役に立ちます。
介護職でこんな人いませんか?
- 他の職員より相手を怒らせてしまう
- なぜか自分が介護をするときだけ抵抗する
- 怒らせている感覚はないが、おむつ交換に入ってから終わるまでの時間が、明らかに他の職員より遅い
原因がこの『ハロー効果』にあるのではないでしょうか?
入居者さんが不穏(怒っている)になっている!そんな時こそ試してみましょう!
『ポジティブ・ハロー効果』を!!
『ポジティブ・ハロー効果』を使うとは?具体的に何をするの?
まずは、一つでも相手に『アンタは良い!!』と思わせることです!
逆に『悪い!!』となってしまった場合、、、『ネガティブ・ハロー効果』が発動してしまい、修正が難しくなります。
つまり、第一印象!最初の声かけが肝心!
私が多くの職員をみて絶対にやってはいけないと感じたのは、、、
『ボソボソしない!』
っということです!
明るく笑顔でというのは当たり前ですが、はっきり話している職員は、役職がついていなくても、なぜか『上の立場の人』という勘違いをされやすいです!
あくまでも勘違いなので、実際は違うのであれば、そこは相手に対して訂正しても、そういう素質があると見られています。
そして『ポジティブ・ハロー効果』発動!
こうなると
ハッキリ話す
明るい
信用できる
安心感
自分の介護を任せられる
という流れができます!
本来、ハッキリ話していても、内面は暗いかもしれないし、新人でまだ何も知らないかもしれません。
でも、導入で気に入られやすいのです!
(声がデカい!って言うのとハッキリしているというのは別です!うるさいと思われないように!)
今回のは実験した等では無く、実際に現場を見るとそうです!
それがまさしく『ハロー効果』だったという結論に達した訳です!
皆さんの周りにも、なぜか認知症の入居者さんに怒られやすい人いませんか??
後輩の介護士さん等で、このような悩みを抱えている人を見つけたら、ぜひ『話しかけ方』に注意を向けてみてください。
良いアドバイスができるはずです!
ハロー効果で介護技術アップ!の結論
実行することはまず一つ!
『ボソボソ話さない!ハッキリ話す!』です!
何もこの方法じゃなくても、相手に好印象を与えられますが、認知症の方が、第一印象で理解できるのは、見た目(顔を含む)と声です!
ずっといい顔をしているのは難しいかもしれません!
まずは第一印象だけでも、ハッキリした明るい声と笑顔で、入居者さんと関わって行きましょう。
ただし、精神面を含めた介護は勉強しないと身につきません。
精神面を含めた介護を目指す高齢者を内面から理解して、周りの職員と差をつけましょう!