令和2年6月から急遽算定が可能となった
「新型コロナウィルス感染症に係る短期入所生活介護における報酬上の取扱い」
で書かれている
「緊急短期入所受入加算」
計算式が作ってあって、自動で計算できたら安心じゃないですか?
この記事では、パソコンが得意ではない人に、新型コロナに係るショートステイの加算の計算式の作り方について解説します。
なので、計算式を作って、加算なんかで間違えることが無いように、しっかり実績を計算していきましょう!
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ショートで、元々、緊急短期入所受入加算を算定するということは少なかった為、この記事では、緊急で受け入れた場合の計算は省きます!
新型コロナに係るショートの加算の計算式を作る!
計算式を作って
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この2つを一目でわかるようにしていきましょう!
MacのNumbersでの計算式の作り方!(Excelも一緒です!)
私はMacのNumbersで計算式を作りましたが、Excelで作っても、内容は一緒です!
完成するとこんな感じ
左の黄色い見出し「利用日数」の下(黒枠内)にショートステイの利用日数を入力
右の方の赤い見出しの下(黒枠内)が勝手に計算される
まずは枠作り
まずは見様見真似でこの枠を作ってみてください!
色は多少ずれても大丈夫ですが、セル(A〜Iの列、1〜10の行)は同じにすると、この後の説明のまま行えば完成します。
「端数あり」の下のセルに計算式
B4のセル(利用日数)÷3
この3で割るというのは、元々、厚労省から「利用日数を3で除す」という説明があったので、この3はいじってはいけません。
「算定可能日数」の下に関数
関数の入力手順
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と入力してください!
「算定可能単位数」の下に計算式
H4のセル(算定可能日数)×90(緊急短期入所受入加算の単位数)
最後は、算定可能日数に単位数(1日90単位)をかければ完成です!
完成!!
利用日数が15日(14泊15日)だったら、「利用日数」の下に15と入力!
すると
算定可能日数が5
算定可能単位数が450
と表示されます!
違う数字(10)を「利用日数」に入れてみると
算定可能日数=4
算定可能単位数=360
計算式を使って、ショートのコロナの加算を計算するメリット
こう考える方もいるし、頭の中で素早く、正確に計算できるなら作らなくて大丈夫だと思います!
でも、時間を短縮したい! 正確な計算に自信がない!という方は作っておいた方がいいです!
時間の短縮
利用日数を入力するだけなので、圧倒的に時間の短縮になります。
実績計算の時に、利用日数を確認し、この表に入力して出た答えをどこかにメモしておくと楽でしょう。
計算が正確!
エクセルが勝手に計算してくれるので正確です!
元々、簡単な計算ですが、何人分も実績をつける時に、一人一人頭で計算していくのは結構面倒です!
今回の加算は区分支給限度基準単位数に含まれる
今回の加算は、サービス提供体制加算や、処遇改善加算と違って、算定すれば区分支給限度基準単位数に加算されます。
先ほどの計算式を使って、しっかりと算定可能日数を確認していきましょう。
考え方は通常の緊急短期入所受入加算と同じ
当該取り扱い等の実施により、区分支給限度基準額の取扱に変更はないこと
「新型コロナウィルス感染症に係る通所介護・短期入所生活介護における報酬上の取扱い」より抜粋
難しい書き方をしていますが、通常の緊急短期入所受入加算と同じ扱いをしなさい!という解釈で大丈夫でしょう。
実費が出る際にどうするのかは、施設単位で決めておきましょう!
今回の加算の算定は令和2年6月から算定可能になっています。
もし、この加算を取ることで実費が出るような際は、算定しないのかどうか、あらかじめしっかり施設で、決めておくことが必要です!
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計算式が作れる!ショートのコロナの加算を計算 のまとめ
ショートのコロナの加算 計算式のまとめ
いきなりの加算だったので、ケアマネも相談員も理解できておらず、返戻や過誤になる可能性が十分考えられます!