始めに言うと、夜勤明けの不安に対しては
辞めたい理由の理解 夜勤のストレスを緩和する方法 辞めたい時の対応 |
この3つを考えていく必要があるから、1つずつ解説していくね!
夜勤明けに不安になる理由がわかる
夜勤のストレスを少なくする方法がわかる
本当に介護を辞めたくて辛い時にどうすればいいか考えられる
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介護施設での夜勤明けに「辞めたい」と感じる理由
介護士の夜勤が終わり、夜勤明けになると、安心するどころか「もうやりたく無い」と思ってしまうことはよくあります。
ただし、放置しておくと、本当に辛くなるので、まずは夜勤明けに自分が介護を辞めたくなっている理由をはっきりさせましょう。
夜勤中に利用者さんの対応をずっと1人でして疲れ切った
経験したことがあればわかると思いますが、夜勤中、利用者さんの対応を1人でしないといけない場合は、かなりの不安感があります。
- 事故が起きないか
- 2人以上の利用者さんがナースコールをいっぺんに押したらどうしよう
- ベッドまで汚してしまう利用者さんの対応で時間が無くならないか
この不安の中夜勤を、何とか乗り切る!
救急搬送でドキドキして疲れた
夜勤中に救急搬送があった時の疲労感は半端じゃ無いですよね!
- 自分が的確に動けなかったと感じた時
- 救急搬送で慌てていて、救急隊にしっかりと話ができなかった時
- 状況が微妙すぎて、救急搬送するかの判断にかなり迷った時
このような時の、介護士への精神的なダメージはかなりのものです。
夜勤中に事故を起こして立ち直れず、辞めたくなった
日中の事故も当然、精神的なダメージを受けますが、夜勤中に事故が発生すると、なぜか「自分のせいだ」と思ってしまいます。
しかも、日中よりも夜勤中の方が、職員が1人〜数人なこともあり、精神的なダメージがかなり大きいです。
特に、早番が来てから事故報告書を提出したりしてると、本当に夜勤明けなのに「辞めたい」って考えちゃうね。
介護施設の夜勤明けで感じる『身体への負担』が大きい
夜勤中、夜勤明けに体にかかる負担、感じる不調も結構ありますよね?
- 腰痛
- 膝痛
- 体の異常な冷え
- 夜勤明けの目まい
- 夜勤明けの胃痛、吐き気
夜勤中、1人で多くの人の排泄介助をしていたりすることで腰痛や膝痛。
夜中にずっと起きていることで自律神経が乱れ、冷えや目まい、胃痛、吐き気などが出てしまうことがあります。
正直、私も夜勤明けの自律神経の乱れには、かなり悩まされました。
この次の項目で、夜勤を少しでも楽にする方法について解説していくよ!
介護士の夜勤中を少しでも楽にできる方法
夜勤明けに「辞めたい」と思うほど悩むのは、夜勤明けが原因ではなく、夜勤中の出来事が原因です。
夜勤明けで悩みすぎないように、対応策を知っておきましょう。
夜間の緊急事の連絡先をしっかりと決めておく
救急搬送など、突発的な出来事が起こった際に、どこに連絡をすればいいのか、連絡先を決めておきましょう。
具体的には
- 緊急事に連絡する家族
- 協力医療機関に連絡することになっているなら医療機関
- オンコールが必要ならオンコール番号
- 自分が救急車に乗ることで、介護者が足りなくなる可能性があるなら、職員にどの順番で連絡するのか
このあたりは、事前に時間をとって施設全体で決めておきましょう。
そして、できる限り、1箇所にまとめて置いておくと迷わずに探し出せるので便利です。
早番から休みの連絡が入った時もどうしていいか悩みます。
もうすぐ夜勤が明けて帰れる!と言う時に「今日、早番なんですが休みます」といった連絡が来た時も、「え?何時まで仕事することになるの?」と不安になりますよね?
先ほどの連絡先を決めるのと同様に、急な欠勤者が出たら、どの手順で次の勤務者を決めるのか?という内容を事前に話し合っておきましょう。
夜勤中も夜勤明けでも、定期的に体操を取り入れよう!
これは、夜勤や夜勤明けの自律神経の乱れを少しでも解消する為です。
夜勤中、巡視や排泄介助が終わると、ずっと座って過ごしていませんか?
夜勤中は職員数が少ないから忙しく感じますが、実際に座っている時間はいつもより何倍も多くあります。
一晩、起きたまま、ほぼ座りっぱなしでいれば体がおかしくなるのも、当たり前です。
- 定期的に立ち上がって体操をする
- 夜勤明けはできるだけ散歩に出かける
このような内容を少しずつでも取り入れていきましょう。
スケジュールの徹底管理をして、夜勤明けに落ち込まないように!
夜勤中のタイムスケジュールは、頭に入っているだけでは行動にブレが出ます。
少しの行動のブレは、自分自身にストレスを与えて、動き方が不効率だったと反省する要因にもなります。
タイムスケジュールを作る事で
- この時間はここまでを徹底してやる!
- 今の時間でやり忘れていることは無いかな?
このように見直すこともできるので、仕事のミスが減り、結果的に夜勤明けで悩むことも減ります。
どうしても介護施設での夜勤が辛い時はどうする?
先ほどの項目で、夜勤の負担を減らす方法について書きましたが、それでも夜勤は嫌だ!という人もいますよね?
そんな時にどう行動するか考えていきましょう。
部署移動で夜勤の無い部署へ
施設にもよりますが、相談員やケアマネに部署移動したり、管理者になれば、夜勤が無くなる可能性は高くなります。
ただし、自分で「他部署に移動しよう!」「管理者になろう!」と言って、勝手になれるものでは無いので、可能性としてはかなり薄い選択肢と言えるでしょう。
転職を検討する(給料交渉のチャンスになることも)
他部署への移動はタイミングなどもあり難しいですが、転職なら夜勤の無い職種を募集していることは結構あります。
- 管理者
- 相談員
- ケアマネ
- 夜勤の無い事業所(デイサービスや訪問ヘルパー等)
転職サイトに登録して、担当者さんに相談すれば、オススメな求人情報を教えてくれますよ!
※転職サイトにも当たり外れがあるので、転職サイトをこれから選ぶ方は、私が書いた転職サイトのランキングを参考にしてみてください。
勤務形態を変えて働くのも手!実はメリットも多い
常勤で働くことにこだわらないのであれば、派遣で働くのがオススメです。
- 夜勤はしない!という選択肢もでる。
- 副業もできる。
- 時給はパートより格段に高額
- 派遣業者の特典を使える!
派遣で働くのには、こんなにメリットがあります。
さらに、派遣業者によっては、資格取得時に金銭面のサポートがあったり、介護福祉士の受験講座を無料で受けられたりします。
私がランキング記事でも1位に選んでいる『かいご畑』は、初任者研修、実務者研修を働きながら0円で取得できます。介護福祉士の受験対策講座も無料で受けられるという特典があり、かなりオススメです。
夜勤明けに、介護を辞めたい!と思ってしまう時にはどうすればいいか。(まとめ)
- まず自分がなんで夜勤を嫌がっているのか、仕事を辞めたくなっているのか、理由をはっきりさせる。
- 夜勤の負担を少しでも軽くする為に、夜間の緊急事に必要となる連絡先を1箇所にまとめておく。
- 夜勤中や夜勤明けに体操をして自律神経を整える。
- 夜勤中にやり忘れる仕事が無いように、タイムスケジュールを用意する。
- それでも辞めたければ、部署移動や転職を検討する。
夜勤で介護の仕事を辞めたくなっているなら、この内容をすぐに自分に当てはめて考え、すぐに行動に移しましょう!