機能訓練しを雇用してください!って簡単には言えないし・・・
- ショートステイのサービスとしてリハビリの導入を考えてる
- ショートステイの稼働率で悩んでいる
- ショートステイの相談員として、施設から新しいことを求められている
- ショートステイの稼働率アップを狙える!
- リハビリのあるショートだと、営業での食いつきが違う!営業活動が楽になる!
- 自分の意見で成功させて、会社からの評価を上げられる。
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ショートステイは自立支援が目的〜厚労省の文章で確認〜
ショートステイは、来た利用者さんに介護すればいいんでしょ?
そんな単純に済ませていい!という決まりはいっさいありません。
まずは、厚労省から出ている、ショートステイに関する文章から内容を確認しておきましょう!
もう、難しいことはいいから稼働率について読む!という人はこのスイッチで飛ばしちゃいましょう!
ショートステイに関する厚労省の文章はこう!
色々な文章が出ていますが、ここでは「自立支援」と「機能訓練」という言葉が出てくる文章を見ていきましょう。
自立支援について
「短期入所生活介護」の事業とは、利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自 立した日常生活を営むことができるよう、利用者(要介護者等)が老人短期入所施設、特別養護老人 ホーム等に短期間入所し、当該施設において入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話及 び機能訓練を行うことにより、利用者の心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負 担の軽減を図るものである。
引用:短期入所生活介護及び 短期入所療養介護 内
短期入所生活介護の概要・基準 『基本方針』
利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自 立した日常生活を営むことができるよう という文章からショートステイの大元は自立支援を目的にしていることがわかりますね!
機能訓練について
○指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準について
(4) 指定短期入所生活介護の取扱方針
① 基準第一二八条第二項で定める「相当期間以上」とは、概ね四日以上連続して利用する場合を指すこととするが、四日未満の利用者にあっても、利用者を担当する居宅介護支援事業者等と連携をとること等により、利用者の心身の状況等を踏まえて、他の短期入所生活介護計画を作成した利用者に準じて、必要な介護及び機能訓練等の援助を行うものとする。
引用:指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準について
一番下に必要な介護及び機能訓練等の援助を行うものとする。
こう書かれています。
『及び』ということは、介護と機能訓練どちらもやらないといけないということです!
でも機能訓練等の『等』っていうのが意味深でわかりづらいですよね?
ここに関しても、その先に記載がありました。
ここで言う『機能訓練』とは
(8) 機能訓練
基準第一三二条に定める機能訓練の提供に当たっては、利用者の家庭環境等を十分に踏まえて、日常生活の自立を助けるため、必要に応じて提供しなければならない。なお、日常生活及びレクリエーション、行事の実施等に当たっても、その効果を配慮するものとする。
引用:指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準について
この文章でわかるように、機能訓練と言っても、専門的なリハビリを必ず行わなくてはいけない!というものではなく、何かしらで体を動かす機会を提供しなさい!という内容です。
ショートステイの『介護』で高度な自立支援は難しい
ショートステイで、介護士だけで高度な機能訓練を行っていくのは難しいですよね?
そこで、先ほど見た、日常生活、レクリエーション、行事の効果も配慮するという文章から、専門的なリハビリではなく、生活の中で何かしら日常生活を維持できるための活動を入れる!という内容になっています。
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ショートステイは『リハビリの導入』+『営業』で稼働率アップ
リハビリの導入をしても、稼働率が上がらなくては、いくら利用者さんの為とは言え、経営的にはマイナスになってしまいます。
リハビリが稼働率アップに効果的な理由について考えていきましょう。
リハビリは固定の利用者さんを獲得するチャンスに!稼働率アップに繋がりやすい
営業の時にリハビリをやっているアピールをすることで、一番狙っていきたいのは『固定の利用者さん』です。
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このような『固定の利用者さん』でショートステイを埋めていければ稼働率は確実に増えていきます。
リハビリの導入は、利用者さんとその家族に
というように思ってもらいやすい、つまり、『固定の利用者』になりやすいのです!
リハビリ目的だと来る利用者は多い!
ショートステイを拒否している利用者さんの家族がよく「行ってリハビリしてきて!」と言って上手く送り出していることがあります。
老人ホームに泊まりに行くだけだと嫌!!!
リハビリのあるショートステイだと
リハビリなら仕方ないから行く!
こう考える方は結構たくさんいます。
リハビリ目的なら、家族も引目なくショートステイに預けられる!
ショートステイを利用するにあたり、意外と多いのが『ショートステイに預けるということに対しての家族の引け目』です!
この『引け目』を感じることで利用回数が減ってしまっていることがあるのです。
「本当は月に数回使いたいけど、おじいちゃんが可愛そうだし」
『引け目』を感じて利用回数を減らしている
リハビリの導入
引け目が無くなる
「おじいちゃんの体の為だから!」
回数を増やしてみる!
このような変化が期待できます。
【実例】ショートステイのリハビリ導入案の紹介
実際にリハビリ導入に関して色々な事業所と話をした際に話で出たリハビリ導入の事例を紹介します!
特養の配置基準から見て、数に入れなくても大丈夫なパートの機能訓練士がなぜかいる!
特養と併設だからできることかもしれませんが、この特養では人員配置上、いなくても大丈夫な立ち位置の機能訓練士がいました。
その機能訓練士はパートで週2回しか来ないので、あまり意味が無いとも言われていたようですが、その回数だけでも機能訓練士がいることでできるリハビリがあります!
本当に機能訓練の加算をとったりすることを考えると難しいのですが、そうではなく、家族、利用者さんの希望にそったサービスが可能かどうかを考えて、次のような方法での導入を考えました。
あえて加算を取らない作戦がいけそう!
加算をとるから、常勤配置だの、業務内容や記録など、細かい決まりに縛られてしまうのです!
加算を取らなければ、誰に何を言われることもありません!
加算を取らないことで行うリハビリの流れ
- リハビリの内容、評価は週2回出勤の機能訓練士が行う。
- リハビリ自体は介護職員と相談員で、レクリエーションの時間等に行っていく。(機能訓練士が作ったメニューで)
- 回数は週2回目安で調整(2泊3日まで1回、3泊4日から2回)
- 記録、必要なら写真、動画を残して機能訓練士が出勤時に確認。
- 評価を定期的に行い、リハビリメニューを再検討していく。
このリハビリのメリット
- メニューを作っているのと、見直しは機能訓練士がやっている
- 加算を取らないから、利用者さん、家族の負担は無い
- 週2回のリハビリ+週2回の入浴があるから、1週間使った場合、それだけで4日間はメリハリのある生活がし易くなる。
- 空床利用も使ってもらえる!
ただし、機能訓練士の人件費がかかってしまうというデメリットがありますよね?
この事例のよかった点は、特養の人員配置ではいなくてもいい機能訓練士が元々いたという点です。
しかし、そのようなショートばかりではありません。
そこで、特養と併設だと空床利用を狙っていくことができます。
本当に集客に繋がるのか?
集客に繋がるかどうかというと、ショートステイによって数字の伸び方に差はあるかもしれませんが、集客に繋がりやすいのは確かです!
月、週、曜日での固定のリピーターが狙える
先ほども書いていますが、この固定のリピーターを増やしてベッドをうめていければ、稼働率は確実に伸びていきます。
空床利用で、「いつもの曜日以外で、空いてる日でいいからリハビリ兼ねて使わせて!」という利用者さんも出てきたり、固定の利用者さんがさらに日数を増やしていってくれることがあるので、リピーターがつきやすいのは、かなりのメリットです!
空きが少なくても営業にいきやすい!
相談員をやっているとわかるとは思うのですが、営業に行くほどじゃないけど空いちゃってる・・・
こんなことありませんか?
リハビリを導入していると、短い空きでも
と、リハビリがあるだけで、営業にいきやすいのです!
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ショートステイにリハビリは導入するべきか まとめ
結論:導入できるならするべき!!
ショートステイへのリハビリ導入 まとめ
- ショートステイは元々、自立支援が目的
- 厚労省は、日常生活、レク、行事等も含めた機能訓練についての文章を出している。
- リハビリの導入は、固定客が増えて、稼働率につなげられる可能性が高い。
- 家族も引け目無く利用できるようになるし、本人もリハビリならいく!という人が結構いるので、利用日数も増えやすい。
- 加算を取らないことで、色々と戦略は広がる!
ショートステイにリハビリの導入というと、機能訓練士の人件費が・・・という話になり、結局できないまま終わってしまうことが多くあります。
しかし、周りの施設と差別化を測るにはかなり効果的な戦略です!
活力ある「ショ-トステイ」マネジメントへのノウハウ /中央法規出版/大村洋永
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