どーも!お団子団長です!
今、世間は感染症のニュースで持ちきりです。
同時に色々な老人ホームから「マスクが手に入らなくなった」という話が耳に入ってきています。
今回は、老人ホームからマスクが無くなる理由と対策についてです!
対策の前に!老人ホームからもマスクが無くなる理由
インフルエンザの季節が来ると、館内のマスク着用を強制する施設が増えます。
しかし、2020年2月現在、老人ホームにマスクを設置できなくなっています。
『新型コロナウィルス』の感染拡大
2019年12月から叙々に大きなニュースへと変わっていった『新型コロナウィルス』。
中国内での感染から始まった、このウィルスに感染することで、肺炎を発症するリスクがあります。
治療薬が開発されていないことと、感染力の強さから、大きな問題となっているのです。
2020年1月に日本国内でも感染者の報告が上がり始めました。
それと同時期に店頭のマスクが売り切れに。
老人ホームに物品を入れる業者もマスクを仕入れられない状況
店頭のマスクがなくなり始めたのと同時に、老人ホームに品物を入れる業者から連絡が入り、マスクが仕入れられなくなっているという報告を受けました。
理由は
- 中国人の買い占め。母国へ送っている。
- 中国の工場からマスクが入ってこなくなった。(旧正月で休みに入ることも関係)
- 中国自体がマスク不足。
とのこと。
さらに、中国人の買い占め等をニュースで見た日本人が、追い討ちをかけるように買い占めを開始している状況が発生しているのです。
一般の家庭が箱でマスクを購入し始めたりするケースも増えています。
そのため、業者ですらマスクが手に入らない状況が発生しています。
【対策】老人ホームでマスクが無い時の対策
マスクが無いなら仕方ないか・・・っで老人ホームとしては終わらせられません。
ウィルス対策を検討、実行していく必要があります!
入り口での検温
入り口で職員、お客さんに検温を義務化して、一定の体温以上の場合は施設内に入れないという環境を作っている施設があります。
【Point】
- 赤外線で測れるタイプの体温計をオススメします。
- 脇の下で測るタイプの物だと、時間がかかるからです。
- 同時に脇の下で測るタイプの体温計を用意しておきましょう!
赤外線タイプは、温度が高めに出ます。車のヒーターで顔が暖かくなっていたりすると余計です。
体温が高く表示されたら、再度その方のみ脇の下で検温し、それでも高いようなら、入園を控えてもらいましょう。
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来園者に自分で測ってもらうと、慣れていないためにエラーが多発して中々入れない方が多くいます!
この、ピストルみたいな形の体温計なら、エラーが続いているお客さんに対して、事務所の職員で検温してあげられるので、このタイプを載せさせてもらいました。
手洗い、手指消毒
面会時に食べ物を持ってきたり、水分の介助をしてくれる家族がいます。
手洗いと手指消毒を義務付けましょう!
【Point】
- 玄関に洗面台が無い施設がほとんどだと思うので、主に消毒での対応になると思います。
うがい薬でのうがいの時間を決める
職員に対しての対策です!
手洗いは義務化されていても、うがいの時間を作っていない施設がほとんどです。
喉に菌が入った途端に感染ではありません!うがいを習慣化して、ウィルスを体内に入れないようにしましょう!
【Point】
- 各勤務帯でうがいの時間を決めましょう!
(うがいを促すだけでは、忙しい業務の中、なかなか行う気になれない為です) - 出来る限り、うがい薬を1人1本、用意しましょう。
(私の職場は、施設で購入してあり、支給されます。そのため、うがいをしない訳にもいかない環境が作れています!)
施設に物品納品業者が入っていれば、業者さんにお願いするのがベストです!
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面会のスペースを用意する
マスクが無いからと言って、入居者さんとその家族の面会を完全に無しにしてしまうという訳にはいきません。
家族から入居者さんへの感染を最小限に留めるために、面会用にの場所を作り、他の入居者さんと関わらない環境を作っている施設もあります。
【Point】
- 面会用の個室の用意、または施設の一部を面会用のスペースとして用意しましょう。
- 面会スペースまで、入居者さんを誘導できるシステムを作りましょう。
(私の行った施設では、相談員や事務所の職員が迎えに行っていました。) - 面会が終わったら、必ず入居者さんの手指消毒、可能ならうがいを行いましょう。
【重要】体調不良の職員が勤務変更をしやすい環境を作る
老人ホームでの1番の感染源は職員になりかねません!
介護職員が体調が悪くても勤務を変更できない環境が行き過ぎると、体調が悪くても我慢して仕事に来る職員が出てきてしまうので、この勤務変更しやすい環境はかなり重要です。
【Point】
- 体調不良時の勤務変更の窓口をしっかり作り、自分で調整させる体制はなるべく避けましょう。
(自分で勤務調整させる環境は、「気を使って変更するくらいなら頑張って出勤しよう」と思わせる状況を作りかねません。) - 夜勤帯の調整も対応できる環境を!
(日中なら介護主任や副主任クラスの職員が担当。夜勤帯も対応できるように、その日のリーダーを決めるなどの対応を!)
マスクが無くなった今!老人ホームが気をつけなくてはいけないことは?
マスクが無いというのは、具体的に何の危険があるのか?
老人ホームで危険視されているのは次に挙げる数点です。
- インフルエンザの集団感染
毎年、冬になるとマスクを強制している施設は、インフルエンザの集団感染を避けるためです。 - 新型コロナウィルス
マスクが無くなる原因になったこのウィルス。
まだ治療薬も無いことと、感染力の強さの為、危険視されています。 - オリンピックでの新たな感染症
来る『東京2020オリンピック』。
競技を観に行く職員やご家族様は多いことでしょう。
世界中の方がオリンピック観戦で一ヶ所に集まる為、今までとは違う感染症が出ないとも限りません。 - 花粉症
3月頃から本格化する花粉症シーズン。
本当に悩まされている職員は、ぐったりして、集中力が保てないというような様子も毎年見られます。
花粉症の人にとって、マスクが無いのは深刻な悩みです。
まとめ
2020年に入り、最初の危機が老人ホームには訪れています。
- 新型コロナウィルスの感染拡大で、マスクが手にはいらなくなった。
- マスクが無い際は感染症対策を見直す必要がある。
入り口での検温、手指消毒、うがい、面会の場所を作る、職員の勤務調整の体制作り 等々…
この他にも臨機応変な対応が必要。 - まだまだ、新型コロナウィルス、インフルエンザ、花粉症など、マスクが無いと危険な状況は続く。
- 東京オリンピックでの新たな感染症も無いとは言い切れない。
老人ホームでマスクが手に入らないというのは深刻な問題です!
マスクでの感染症予防ができない今!すぐにでも他の方法で感染症予防ができるよう、環境の整備を始めましょう!
読んでいただきありがとうございます!
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