こんな悩み、疑問はありませんか?
- ショートステイで働いているけど、料金っていくらくらいなんだろう?
- 個室のショートステイって高いの?
- 具体的にどのくらいの料金なんだろう?
利用者さんが支払うのは、介護保険の1〜3割。
つまり、ここで紹介する料金は1部で、それ以上の額が介護保険から施設に入っていることを考えると、介護の仕事に対する意識も変わってくるよ!
個室のショートステイの料金を知ることで、全体の料金相場がわかる。
料金表の見方がわかる
介護保険からどれだけ報酬が入っているかを知れば意識が変わる!
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具体例で紹介!個室ショートステイの利用料
いきなりですが、まず料金の確認をして、ショートステイの料金相場を理解していきましょう。
今回は個室のショートステイの料金を参考にして作った料金表で解説していきます。
ショートステイの料金表で相場を解説!
介護施設の料金は、地域によって少しずつ違いがあるので、今回はあえて東京を外して、埼玉県の料金を元に作った料金表で確認していきましょう。
では、まずは料金表を確認してください。
次に3つの書類で料金を確認しよう
確認が必要な書類はこの3つです
- 介護保険証
- 介護保険負担割合証
- 介護保険負担限度額認定証
介護保険証 | 介護度を確認(要支援1〜要介護5) |
介護保険負担割合証 | 介護保険の自己負担割合を確認(1割〜3割) |
介護保険負担限度額認定証 | 自己負担の上限額を確認 (食費部分で確認 300円、390円、650円) ※この書類は、非該当者と未申請者には送られてきません。 |
料金表に当てはめてみよう!
今回は先ほどの3つの書類が次のような設定だと仮定して話を進めましょう。
介護保険証 | 要介護3 |
介護保険負担割合証 | 1割負担 |
介護保険負担限度額認定証 | 食費650円 |
これを料金表に当てはめると1日の基本的な料金がわかります。
これに加算がプラスされる
先ほどから「基本的な料金」と言っているのには理由があります。
介護保険の施設には、加算と言って、施設ごと、各利用者さんごとに追加で請求できる項目があります。
これは、送迎の有無、リハビリの有無、看護師さんの体制等で変わってくるので、今回は省きます。
基本、オムツ代はかかりません!
よくある質問で
「オムツ代は別でかかるんですよね?」
「持参するんですよね?」
こんな質問があります。
基本的にオムツは利用料に含まれていると考えて大丈夫です。
なので、よほどのこだわりがある人以外は持ち込みの必要もありません。
オムツの料金に関してかなりわかりやすく、詳しく書いた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。
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【注意】ショートステイでオムツ代は徴収しちゃいけません!
ショートステイのオムツ代は利用者から徴収していいの?こんな内容で悩んでいる方は必見です。この記事では、ショートステイのオムツ代を徴収してはいけない理由を厚労省からの文章とその解説、徴収してもいい事例について解説しています。
続きを見る
料金表は利用者さんが支払う1〜3割|残りは介護保険から
前の項目の料金を見て
「こんなに安いの!?やってらんないよ!」
こう思った人、絶対にいますよね???
しかし、勘違いをしてはいけません。
私たちが1人に対して介護をすることで受け取る報酬の多くは、世間のみなさんが支払っている介護保険料から負担されているのです。
料金表のこの部分は、介護保険から7〜9割支払われる部分
記載されているのは利用者さんが支払う料金です。
介護保険から残りの7〜9割がショートステイに対して支払われます。
何も考えずに単純計算すると
利用者さん負担が852円
介護保険から7668円
合計=8520円
つまり、1人を介護することでの報酬は意外と高い!
先ほどの合計=8520円に食費とお部屋代がそれぞれ追加されて施設に支払われます。
料金表では食費が1日650円になっていますが、これも介護保険からの補助がある場合の値段なので、だいたい
- 1400円くらいの食費
- 2000円くらいのお部屋代
これらが、それぞれ施設に入ってきます。
何度もいいますが、単純計算で
8520円+1400円+2000円=約12000円
ショートステイの料金には『負担限度額認定証』という書類も深く関わってきます
負担限度額認定証で料金がどのように変わってくるのか?
この記事で細かく内容を書いています。参考にしてみてください。
ショートステイの個室と言っても種類があって、料金も違う
今回の記事では、併設ユニット型個室というタイプのショートステイをイメージして作った料金表を使って説明しましたが、個室のショートステイと言っても種類がいくつかあります。
当然、料金も変わってくるので、この項目で確認していきましょう。
特養と併設かどうか
併設型と単独型のショートステイがあります。
併設型 | 特養や老健とショートステイが併設している施設。 併設型の方が若干料金が低い。 |
単独型 | ショートステイ単独で、特養など別の入居系サービスは行っていない施設。 併設型より、若干料金が高め。 |
準個室というタイプもある
ユニット型個室とユニット型準個室という違いでも料金が若干違ってきます。
ユニット型個室 | 個室が用意されていて、共有のスペースでリビング、浴室、キッチンなどがついているタイプのショートステイです。 完全に区切られた個室であることが条件で、準個室より若干料金は高めです。 |
ユニット型準個室 | 個室でも天井と壁の間に一定の空間がある等、完全に仕切られていないタイプです。また、居室面積などにも決まりがあります。 大部屋を壁で区切ってあるという扱いの施設がこれにあたります。 ユニット型個室より、若干料金は安めの設定です。 |
個室ショートステイの料金相場が理解できたら
介護士が知ってても意味無い!という意見も確かにありますが、店員が料金を聞かれても説明できないお店じゃ信用できないですよね?
接客という点からは当然理解しておかないといけない内容です。
また、どれだけの額が介護保険から支払われているのかを知っておくことで、どこまで『公平』に、『責任感』を持たないといけないのかを考えるきっかけになります。
これを考えられれば、「正当な理由なく利用者さんを断ってはいけない」という意味も理解できてくるはずです。
\ ショートステイの記事一覧はこちら /
違うショートステイで働いてみたい!
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